死にたい病にかかっている友人は、
思っていることを話していれば回復するかと思いきや、
日増しに状態が悪くなっていく。
話を聞いていると、
そう簡単に解決できるようなことではないから、
仕方がないと言えばそうなんだけど。。。
『もう自殺したい』と友人が
1日に5回は言うようになった気がする。
その度に、『うん。。。』としか
答えられない情けない私。
なんと言ったらいいんだろう?
友人は、どんな返答が欲しくてそう言っているんだろう?
私の病気は、結構悲惨な物で、
死ぬギリギリをいくだけで、
完全回復は死ぬまでないという
『だったらいっそのこと死なせてくれよ!』
と言いたくなるような病気。
もうね、きついのなんのって。
見た目は健康そうだし普通に見えるようだから、
『辛い』と話しても
まず、人に理解してもらえない。
それどころか、クズ太郎のように馬鹿にしてくるあほもいる。
(ほんと、生きるってなんなんだろうね。。。)
と友人の話を聞きながら
私もここ数日いつも以上に考えていた。
そして、同じ病気の人で状態に耐え切れず
自殺した病気仲間のことも思い出した。
そんな時、ふと、
『自殺するって結構勇気がいるな』と思った。
『自殺する』と簡単に言えても、
まず、どうやってするんだ?
失敗したら、後遺症が残ってひどい状態になるかもしれない。
死んだ後、悪口を言われるのは間違いない。
死体を発見した人のショックは?等々
色々思いつくことが出てきて、
そうすると、『自殺できない』と思った。
『自殺するのがダメ』って
こういうことなのか?
実際、そういうことだけではないと思うけれど。
でも、そういう色々な雑念を振り払って
自殺をするわけだから、
『よし!やるぞ!死ぬぞ!』と
相当気合を入れないと出来ない気がする。
死ぬ前に、死について考える時間が少ないことは
きっと、幸せなんだろう。