病気仲間が自殺したと連絡があった。
20代の頃知り合った人だった。
朝からこんな話。。。
仕事が手につかない。
気分が異常に沈む。
この知人との出会いは、
病院の待合室で声をかけられ、
何度か待合室で会ううちに
お互いの病気のこと、担当医のことなど
話すようになったから。
入院が重なることもあり、
お互い悩みを打ち明けあい
支え合うような仲になっていった。
この人は、ほんとうに一生懸命な人で、
『自分で自分のことが出来なくなったら死ぬ』と言っていた。
その他にも『◯◯になったら死ぬ』と言っていて、
彼の思う『◯◯になったら死ぬ』が
現実になり、死んだ。
この世に彼がいないのかと思うと
とても悲しいし
なんとも言えない気持ちになるけど、
でも、彼の潔さをかっこよく感じる。
一生懸命生きて、
必死に生きて、
そして死んだ彼を
責めることが出来る人はいるのか?
100年人生と言われている今の時代、
彼の年齢で死ぬのはまだまだ早いと思うけれど、
みじめな思いをしながら生き続けるくらいならと
死ぬ事を選んだんだろう。
彼の気持ちはずっと聞いていたから、
彼が死んだことは悲しいけれど、
『なぜ自殺したんだ!』と責める気にはならない。
一生懸命生きて、
自分の納得のいく形で死んだのなら、
悔いはなかっただろう。
誰かが彼を責めても、
私は彼のしたことを悪いとは思えない。
ただ、もう2度と会えない、話せないのかと思うと
とっても悲しいし寂しい。
感覚の似ているところがある人だっただけに
気楽に話せる人が一人減って辛い。
人の死ってこういうことなんだよな。