クズ太郎が、
『なんで皆、過去に戻ってやり直したいって言うの？』
と聞いてきた。
『理由は人それぞれだけど、
やり直したいことがあるからじゃない？』
と私が言うと、
『え？なんで？』とクズ太郎が言う。
『クズ太郎は、過去に戻ってやり直したいと思ったことは
１度もないの？』と私が聞くと、
『うん、ないね。１度もない』と
クズ太郎がなぜか勝ち誇った顔をして言っていた。
なぜ、こんなにも勝ち誇った顔をしているのか
疑問を感じたため、
『なんで戻りたいと思ったこと、１度もないの？』
と聞くと、
『だって、戻るってことは、
今よりも知識のない自分に戻るってことだよ。
そんなの俺は嫌だね』と偉そうにクズ太郎が答える。
『え？ 戻りたいと思わない理由ってそれ？』と
驚いて私が聞くと、
『そうだね』とまた偉そうにクズ太郎が言う。
色々驚いた。
まず、今自分が知識があると思っているクズ太郎が怖い。
今ですら、抜け抜けの知識。
さらに、持っている知識に対する解釈もおかしい。
人として持つべきものがだいぶ欠如している。。。
色々足りていない私から見ても、
クズ太郎は足りないことが多いのに、
よく、恥ずかしげもなく、
『今の俺は完ぺきだから』みたいな事が言えるなと驚いた。
そして、もう１つ驚いたのが、
『過去に戻りたい話』の前提が他の人と違うことだ。
私も、それ以外の人も『過去に戻りたい話』をする時は、
これまでの記憶を残した状態で過去に戻り
やり直したいと話している。
当り前だけど、ただ戻っただけでは、
同じことを繰り返すだけのため、
戻る意味がないように思う。
（過去に戻ることが出来るけれど、
これまでの記憶は一切なくなります）
こうなった場合、
『過去に戻ってやり直したい』と言う人の数は
減るように思う。
私は、これまでの記憶がなくなりただ過去に戻るだけなら、
戻っても意味がないため戻りたくない。
これまで、『過去に戻ってやり直したい』と言う話をする時、
特に、『記憶を残した状態で』と言う部分を
いちいち説明したことはない。
皆の共通認識として、
『これまでの記憶が残った状態で過去に戻りやり直したい』
という話をし、『もし戻れたら何をするか』という話に
花を咲かせ楽しんでいた。
クズ太郎のように、
『これまでの記憶がなくなった状態で過去に戻る』
ということを前提に『過去に戻る話』を考えている人に
初めて会った。
こんな人もいるのだろう。
でも、やっぱり私とクズ太郎は合わないと思った。
クズ太郎は、過去に戻りたい話をする人たちを、
『知識のない状態に戻って何がしたいの？
皆、ほんとにバカだよね（笑）』とバカにしていたけれど、
そう言っているクズ太郎の方がよっぽど（バカだ）と思った。
それに、その人を馬鹿にしているニターとした顔、
そのバカ面、気持ち悪いし、
よっぽどクズ太郎の方がバカに見える。
人は、何かの話をする時、共通認識で持っている物がある。
その共通認識が合わないと、結局、
『あの人は空気が読めない』とか、
『あの人はずれてる』と言われる。
ほんとは、
『空気が読めない』とか『ずれている』のではなく、
『私たちが暗黙の中で持っている共通認識が違うんだね』
で済ませて終わりのことなのに、
なぜか、『空気が読めない』等と悪口を言い、
排除しようとする。
クズ太郎と私はただたんに価値観などが一切合わないだけ。
だから、関わるのをやめればいいだけだ。
一緒にいて少しは楽しいと思えればいいのだけど、
こんな簡単な話題すら、クズ太郎とは楽しめない。
前提となる持っている認識が違うため、
『過去に戻ってやり直したい』
というどうでもいい簡単な話すら、適当に楽しむことが出来ない。
こんなに会話のつまらない人間は久しぶりだった。
『俺、楽しい人だよ』とクズ太郎が言っていたけれど、
誰よりもつまらない人だったよ。
私は過去に戻ってやり直せるのなら、
絶対にクズ太郎に会わないようにする。
この田舎にも絶対に来ない。
あのブラック企業にも入らない。
ほんとに戻れるのなら。。。
どうせ病気になり動けなくなるなら、
そうなる前に、
したかったことを全部やっておきたい。
※文中に登場するクズ太郎は
『元カレ』ではありません。
ただのキチガイストーカー妄想虚言変出者です。
