田舎の大きめの秋祭りでのこと。
あまり興味がなかったけれど、
どんな屋台が出ているのか気になったのと、
会社の近くで開催していたため、見に行った。
ちょうど、その土地に伝わっているらしい
伝統芸能の催し事をしているところだった。
興味が持てず、ボーっとしていると、
『ねぇ、ここからだと見えずらいでしょ?
あそこに行こうよ。』とクズ太郎が言う。
そこは、パッと見ただけでも特別席だと思われた。
なぜならば、
歩行者天国になっているその道路には
人がたくさんいるのに、その階段状になっている席には、
だいぶ空席があったからだ。
上から見た方が見やすいのに、そちらが満席ではないのは、
呼ばれた人の貴賓席か、
お金を払わなければ座れないからではないかと思えた。
そういう特別な物が存在することに理解があれば、
通常、その席に行こうとは思わないはずだが、
さすが貧乏クズ太郎。
そいいう特別席に呼ばれるようなことが
1度もなかった人生なのだろう。
そういう発想もなければ、そんなことを話しても信じない。
『あの席、たぶん、特別席だよ。
誰でも座っていい場所じゃないと思う』
と私が言うと、
『もう、あなたって、なんですぐそうやって
勝手に妄想してわけの分からないこと言うの!?』
とクズ太郎が不機嫌になって言う。
『でも、座ってる人少ないし、
おかしくない?』等と私が言っても、
クズ太郎は全く私の言うことを聞こうとしない。
『それに、この出し物、別にそんなに見たいわけじゃないから
いいよ、ここで』と私が言うと、
『え?でも、あなた、これ見てて、
すごい興味あるみたいじゃない。
せっかくだから、上から見た方が見えやすいから
あの席行こうよ』とクズ太郎がしつこい。
クズ太郎の考えていることは分かる。
私が興味のあることで、もっと喜ばせ、
『さっすがクズ太郎!
クズ太郎のおかげで
こんないい場所から見れて、すごい満足。
さすが問題解決能力が高いね!!』
とほめられたいだけだ。
でも、この催し物には興味がないし、
上から見たところで、嬉しくもない。
クズ太郎のことをすごいとも思わないから
ほめもしない。
それに、あの席に行くのは危険な気がする。
ほんとに、興味なんて全然ない。
『いいから、行こうよ』とクズ太郎がしつこい。
えー、なんか嫌な予感がする。
そう思いながら、その特別席らしき場所に近づく。
すると、その付近に、
その席を管理しているらしきお兄さんがいた。
『ねぇ、あの人に、座っていいか聞こうよ』
と私が言うと、
『えぇ、いいよ、聞かなくて』とクズ太郎が言う。
『でも、一応聞いた方が良くない?』
と私が言うと、
『もう、あなためんどくさい。
ダメなら注意されるだけだし、いいじゃん。
それに、特別席じゃないよ。
誰でも座っていいんだよ。めんどくさいな』
等とクズ太郎が怒りながら言う。
絶対に、この席おかしいよ。
こんなに人がいるのに、
この席だけ空いてるっておかしいよ。
と思い、だんだんイライラしてきた。
『絶対ここ、特別席だと思うけどな。
呼ばれた人とか、
お金払った人しか座っちゃいけないと思う。』
と私が言っても、クズ太郎はもう聞いてない。
いいよいいよ、じゃあ、行ってみようよ!
絶対に怒られるから!
私は頭にくると、じゃあ、試してやるよ!
それで、ダメになったら、
お前のこと責め続けるからな!?
と怒り、怒りまかせに行動する。
行こうよ!行こうよ!とやさぐれ
その特別席に行く。
数段あるうちの一番上の席にあがっていった。
すると、その特別席に入った時点で、
座っている人たちが、
明らかに『なんだ?この人たち??』
という目で見てきた。
やっぱり、ここ、
一般人が座ってはいけない気がする。
その席に座っている人たちの異物を見るような視線に耐えるのが
とても厳しかった。
なんか、やだなーと思いながら、
一番上の席に行き、座る。
すると、
『ほら、大丈夫じゃない!
ね?俺の言ったとおりでしょ?
あなたはさ、なんでも気にしすぎなんだよ。
ほんとにめんどくさい人だね(笑)』
とクズ太郎が私を馬鹿にして
笑いながら言ってくる。
え?ここにあがってくるまでに、
座っている人が皆、私たちを
(なに?この人たち??)って顔で見てたけど、
あれに気がついてないの?嘘でしょ??
1人や2人じゃないよ、そういう顔で見てた人。
さっすが、子供の頃から変な目で見られ続けた人は違う。
普通の視線がどんなものか知らないから、
正常な視線と異常な視線の区別がつかないんだ。
だから、クズ太郎って、
日頃から色々解釈がおかしいんだ。
クズ太郎の隣に座っていた2人の男女が
(なに?この人たち??)
という顔をしてこちらを見ている。
ほんとに大丈夫なのかな?
なんか、この視線は違う気がするぞ。
うーん????と悩みながらクズ太郎を見ると、
ほんとにえげつないほどのドヤ顔、得意顔。
ほんとに大丈夫なのかな?
クズ太郎は平気なのかな?
居心地悪くないのかな?
私がどうしようもない居心地の悪さを感じていると、
『あのー、すみません。あのー』
と男性の声がする。
声の方を見ると、
『あの、すみません。
ここ、○○の方のみ座れる席なんです。
すみませんが、今すぐ出ていってもらえますか?』
と結構きつめに言われた。
『すみません』とその男性に私が謝った。
無理やりこの席に連れてきたクズ太郎は無言。
ほらーーー!!!
やっぱりね、やっぱりね!!!
おかしいと思ったんだよ。
この席に入ってきたときから、
皆が変な目で見てくるし、
隣の男女2人組はこちらを変な目で見るし、
やっぱりね。
こういうのって特別席だよね?
なーにが、
『特別席って何?
俺、そんなの聞いたことない?
またいつものお得意の、妄想????』
等とこの時もクズ太郎に馬鹿にされたけど、
なーにが、妄想だよ!?貧乏人(怒)
あぁ、恥かかされた。ムカつく。
しかも、特別席から追い出されるなんて人生で初めて。
子供の頃から、特別席だったから、
その席にそぐわない人が特別席に入ってきて、
(なんだ?この人?)と思うことはあっても、
まさか、自分がそうなる日が来るとは。。。
関わる人が変わると、こんなに世界が変わるんだ。
クズ太郎といると、一気に低下層にダイブ!
クズ太郎といると、
ほんっとに経験したくもない初体験ばかり。
『しつけのなってない障がい者連れてくるな』
とおじさんに怒られたり、
『ここは特別な方の席です。出てってください』
と言われたり、もうありえない。
腹が立ちクズ太郎を見ると、
わーーーーっとパニックになり
青ざめた表情のクズ太郎が座っていた。
なんだ?こいつ。いつもこれ。
『俺はすごい』、『俺は男らしい』、
『俺は強い』、
『問題は起きたら解決すればいい』、
『俺はいざとなったらすごい』
等と大口叩いておいて、
いざとなると、いつもこれ。
青ざめてやばいどうしよう、
怖いよママーという情けない表情をする
そして、現実に起きている悲惨な状況を
認識して記憶に残さないように、
魂が抜けた状態になる。
その時の顔の不気味で気持ち悪いことこのうえなし。。。
クズ太郎は、ほんとにダメ。
男じゃない。
ただのクソガキ。
よっぽど私の方が強い。
いつも謝るのは私。
『俺は問題をいつも解決してきた』と言っていたけど、
嘘つき太郎。
クズ太郎はいつも、そうやって、パニックになって、
(ぼくたん障碍者だから、何もしないで)
と、そういう時だけ自分の奇形を生かして逃げてきたんだろう。
周囲の人間に謝らせて、
場をおさめさせるだけだったんだろ。
ほんとにムカつく。
クズ太郎は、最悪の場合、女を置き去りにして
走って逃げるぞ。
ゴミだな。
あぁ、あの韓国人に殴ってほしい。
イライラしながらその場所を出た後、
『ほらね、私の言った通りだったでしょ。
なにが、特別席じゃない、
誰でも座っていいんだよなんだよ!???
もうそういうのいい加減にしてよ。
もっと、世の中のこと知った方がいいよ。
クズ太郎は、知らないことが多すぎだよ。
問題は起きたら解決すればいいとか
ダメなら怒られればいいとか、
意味が分からない。
もう、ダメなこと分かってて怒られるとか
ほんと不愉快。
なんで、こんな恥かかされないといけないの?
腹立つなー。
クズ太郎ってほんとにダメだよね?
なんでこんな簡単なことも知らないの?
それに、周囲の感じで
ここは勝手に入っちゃいけないとかなんとなく分かるよね?
なんで、その場を見て、
その状況から物事を判断することが出来ないの?
状況判断できないってだいぶ問題じゃないの?』
と私が言うと、
『え?でも、
ここに入ったのはあなたもそれでいいと思ったからでしょ』
とクズ太郎が言う。
はーーーーー!????
間違ったら責任転嫁!?????
何度だめだと止めてもクズ太郎が止める私を侮辱し、
入ることをやめようとしないから入ったんでしょ。
私が間違ってるって馬鹿にして笑ってたよね!??
それなのに、責任転嫁!??
やっぱり、クズ太郎嫌い嫌い大嫌い。
何もわかっていなくて、何も出来ないくせに威張りたがる
裸の王様のクズ太郎、大嫌いだ。
『違うよ。私は何度もここは入っちゃダメだと思うよ
って言ったのに、クズ太郎がしつこかったから
だから、やむを得ず入ったの。
クズ太郎って1度言い出すと、
自分の思い通りになるまで
ずっと言い続けるじゃない。
だから、入ったんだよ』
と私が言うと、
『でも、結果、あなたも入ったんだから、
俺のこと責めれないでしょ。
だいたい、ほんとに嫌だったら、
嫌だって言い続ければいいじゃない』
とクズ太郎が怒りだす。
『嫌だ』と言うと、怒鳴る侮辱する。
『分かった』と言い、クズ太郎の言う通りにするまで
怒鳴り侮辱し続けるくせに、
何言ってるんだ?この化け物は。
家族じゃなくて良かった。
あんな化け物が家族だったら疲れるだろうな。
私は無理。
クズ太郎はいつもそうだよね。
人には『責任転嫁しないでください』って言っておいて、
こうやって、平気で人のせいにするし、
『嫌だったら断っていいよ。俺聞くから』
って言っておいて、実際断ると、
『俺は断られても平気だから、OKもらえるまで言う』と
すっごいしつこいんだよね。
ほんとに嫌い。
こういう時、私がクズ太郎の立場なら、
『私の勘違いを押しつけて、嫌な思いをさせてごめんね』
と絶対に謝る。
どういう理由であろうと、
自分の考えを相手に押しつけた以上、
相手がそのせいで傷ついたり不快に感じたら、謝る。
ほんとに、こういう人を思いやる気持ちのない奴大嫌い。
貧乏人ってこんなもんだよね。
知識貧乏、お金貧乏、貧乏には色々種類があるけど、
どんな貧乏も、心がすさむ。
『自分さえ良ければいい』という考えが出てくる。
人に優しくする、人を思いやる等の
人に気持ちを向けることが出来るのは、
自分に余裕がある時だけだ。
あの会社にいると、皆どんどん他人を気遣わなくなる。
それは、追い詰められ自分のことだけで手いっぱいで
人のことを考えている余裕がなくなるから。
それに、下手に人に親切にすると、
『いい人ぶってる』とか、
『自分は優秀だからって。。』どうのこうのと悪口を言われるため、
どんどん、人に気を遣わなくなる。
知識、家柄、人として、お金等に余裕がある人は、人に優しい。
他人を思いやるのは余裕がないとできない。
色々貧乏太郎は、ほんとに嫌。
イライラしていたけれど、せっかくお祭りに来たんだし
と思い、屋台で買い物をしたけれど、
その待っている間にもまた問題が。。。
学生が多いせいか、無遠慮にクズ太郎を見て、
『なんか、あの人(クズ太郎)体型おかしくない(笑)』、
『あの人(クズ太郎)、頭でかすぎじゃない(笑)』、
等と笑っている。
10代ってそんなもんだよね。
怖いもの知らずだから、そういうことするよね。
と思いながら、10代の子たちを見ていたら、
私が睨んでいると思ったのか、
ぱっと視線をそらした。
いいよ、このおじさん、笑ってあげて。
おばさんも、内心笑ってるし。
私、別に怒ってないし、笑ってあげてよと思う。
屋台のお兄さんたちは、結構体格が良かったり
カッコいい人がいる。
クズ太郎と買い物に行き、相手がそういう男性だと
なんだか、自分が情けなく思える。
クズ太郎と外出している時、
とてもみじめで情けない気持ちになる。
クズ太郎といて『楽しい』、『安心する』、『幸せ』等
良い感情を感じたことは、ただの1度もない。
常に、『吐き気がする』、『みじめ』、『情けない』
『不愉快・不快』等、嫌な感情しか持ったことがない。
クズ太郎は人を不幸にする天才だと思う。
学生には笑われるは、
屋台のお兄さんは素敵だしで
なんだか、自分だけ別世界に取り残されたような
嫌な感覚に襲われる。
こういう、自分が普通じゃないという感覚は、
体調が悪くなり、車椅子に座っている時とか
あきらかに自分に問題がある時だけでいいよ。
なんで、見た目が普通になった時まで、
こんな思いをしないといけないんだ?
2014年のお祭りの嫌な思いがあるため、
2015年、2016年のお祭りは行かなかった。
今年ももちろん、行く気になれない。
まだ、行く気になれないなんて、
まだまだ精神状態が正常に戻ってないのか。。。
妖怪から受けた傷は、
癒すのに、まだ時間がかかりそうだ。
※文中に登場するクズ太郎は
『元カレ』ではありません。
ただのキチガイストーカー妄想虚言変出者です。