人への感謝と別れの言葉は早めにしておくべきと言われたこと

 

20代の頃、通院していた病院での話。

 

毎月の定期検診で病院に行ったとき、

待合室で会うと、必ず声をかけてくれるおばあちゃんがいた。

 

ある検診日。

その人が、パジャマ姿で私のところに来た。

どうやら、入院中のようだった。

 

『あぁ、今日会えてよかった。

 あなた(私)、そろそろ検診に来る頃じゃないかと思って、

 見に来たのよ。』

とそのおばあちゃんが言った。

 

入退院を繰り返している人だったが、

その時は、入院中で私に会いに病室を抜け出してきたという。

 

『えっ?入院中なのに、病室抜け出して大丈夫ですか?

 お医者さんか看護師さんに後で怒られませんか?』

と私が焦って聞くと、

 

『いいのいいの、怒られたって。

 だって、どうせもう長くはないから。

 

 そんな怒られることよりもね、

 最後にどうしてもあなた(私)と会ってご挨拶したかったのよ。』

とそのおばあちゃんが言う。

 

『やだ、最後とか縁起でもない。

 そんなこと言わないでください。

 また、会ってお話しできますよね?』

と私が言うと、

 

『どうだろう。今日が最後だと思うのよ。

 今までありがとね。こんなおばあちゃんと話してくれて。

 

 若い人がおばあちゃんの話聞くのは、苦痛だったでしょ。

 結構嫌がる人多いから。

 

 でも、あなた(私)が嫌がらずに聞いてくれるから

 調子に乗って話してしまったのよ。

 嫌な思いをさせていたらごめんなさいね。

 それから、ほんとにありがとう。

 

 私は孫がいないから、毎月孫と会って話をしているみたいで

 とっても楽しかったのよ。

 

 ここ数年、病院への通院も入院も苦じゃなくなってたの。

 通院すればあなたに会えるし、

 入院すればあなたがお見舞いに来てくれるし、

 ほんとに楽しかった。

 最後に楽しい思い出をくれてありがとう。』

等とそのおばあちゃんが言っていた。

 

そして、

『最後に、これがほんとに最後だから嫌がらずに聞いてね。

 

 人への感謝と別れの言葉は早めに言っておきなさい。

 『いつか言おう。』、『ほんとに最後の時になったら言おう。』

 なんて考えていたら、ちゃんとご挨拶なんて出来ないのよ。

 

 ほんとに挨拶したい時は、きっと口がきけない状態になるからね。

 

 あなたはまだ若いから、死ぬということが分からないだろうし、

 こんな話、煩わしくしか感じないだろうけど、

 でも、今は分からなくてもいいの。

 その時が来たら、この言葉を思い出してね。

 

 これが、私があなたに教える最後のお話よ。』

とそのおばあちゃんは言っていた。

 

そして、少ししてそのおばあちゃんは亡くなった。

その時の、次の通院時に、看護師さんに

『あの患者さんから、もし自分が死んだらあなた(私)に

 伝えてほしいと言われていました。』

ということで、その患者さんが亡くなったことを知った。

 

『人は死ぬ前に自分の死期を悟り、身の回りの人に挨拶回りをする。』

という話は、病院にいると、たまに聞くことがある。

 

『ほんとか!?』とそのようなことを信じない私は

半信半疑だったが、あの患者さんが亡くなったことで、

『ほんとにそういう不思議なことがあるのかもしれない。』

と少し思うようになった。

 

20代の頃、今とは違い、まだ人の死を受け入れるのが

まだ怖くて出来なかった私は、あの時も

『そういうこと言わないでください。』等と言ってしまった。

 

もっと真剣に死に向き合うことが出来たら、

怖がらずに死に向き合うことが出来たら、

違った対応の仕方があったんじゃないのかと思っている。

あのおばあちゃんは、『まだ若いから分からないだろうけど。』

と理解をしてくれていたので、

その気持ちに甘え、

『あの時の私じゃ仕方ない。』と自分に言い聞かせていた。

 

 

クズ男がよく、

『俺は年上の人に可愛がられる。』と言っていたが、

それは違うと思う。

 

年上の人は、『可愛がっている』のではなく、

『まだ経験の浅い若者には理解出来なくても仕方ない。』、

『若く、経験の浅い人は理解出来なくても問題ない。』、

『自分も若い時、こうだった。』、

『人間はいつか必ず歳をとる。

 その時、同じ経験をした時、イヤでも理解することになるから

 その時に分かればいい。』、

等と思っているだけだ。

『理解出来なくても仕方がない。』とあきらめているだけだ。

 

それを、『俺はすごいから』って言ってるようじゃ

やっぱりクズ男は、まだまだ人間のことが分かってないな。

 

それに、クズ男は、

『俺は、今まで誰からも教えられたことも注意されたこともない。

 なぜならば、俺が教えや注意が不要なくらい優秀だから。』

と言っていたが、それは違うぞ。

 

『教えても意味のないゴミだから。』教えも注意もないんだよ。

 

『俺は親からも教えられたこともないし、注意をされたこともない。』

と自慢げにどや顔で言っていたが、

 

教職に就いている人が、

 

『学生がそんなことを言ったら、

 『この学生の親、育児放棄してるのか。』となり、

 電話、家庭訪問、場合によっては、

 児童相談所等の第三者機関を使うなどして、

 とにかく、保護者への注意指導の対象になる可能性が高いよ。

 

 今は、ほんとにちょっとしたこともほっておくと

 後で、『対応不十分』と言って周囲から責められるから、

 学生の言った言葉に過剰に反応して、対応することもある。

 

 だから、その人(クズ男)、どういうつもりで言ってるのか知らないけど、

 それは、得意げに言うことじゃない。

 おそらく、『俺は優秀だから。』って思わせたくて言ったんだろうけど、

 その発言が引き起こす被害を予測できていない時点で

 ただのバカでしょ。』

等と言っていた。

 

どこで聞いても、『おかしい』と言われるクズ男。

 

こういう年上の人の貴重な話を一切知らないクズ男。

こういう話をどう思うのか聞いても、

 

『へぇ、そういうことがあるんだ。

 

 いいね、あなた(私)はバカだから色々人に教えてもらえて。

 俺は優秀だから、そういうの教えてもらえないんだよね。

 

 あなた(私)と話してると、色々聞けて面白いね。』

とクズ男はとんでもないどや顔で上から目線で言っていた。

 

やっぱり疑問。

 

なんで、『教えも注意も不要なくらい優秀』な人間が、

これを知らないんだよ。

『教えも注意も不要。全てを知っている』なら、

このこと知ってるよね?

 

こいつ、やっぱり頭がおかしい。

 

それにしても、こういうことも教えてもらえないクズ男って、

どれだけ多くの人に、『こいつダメだ』って思われてきたんだろう。

 

 

 

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