クズ男を見ていると思い出す過去の自分

 

クズ男を見ていると、病気になり

自分の人生、命、生死について必死に考え、

自暴自棄になりどうしようもなくなっていた当時の自分を思い出す。

 

人は、大きく人の道から外れたとき、

『普通』と言われることと、自分が置かれた状況の差を

埋めるために必死になる。

 

当時、私もその穴埋め作業にとにかく躍起になり

おかしくなっていた。

 

今も、完全に正常と言えないと思うが、

20代は真っ暗な闇の中を歩いているような記憶しかない。

 

どうすればいいか悩み、人に相談したところで、

『大変な思いをしているのはあなただけじゃない。』、

『皆、色々大変な思いをして生きてるんだ。』等、

そんなこと知ってるよ。

そうじゃなくて、もっとためになること教えてくれ!!!!

というような回答しか得られないのは分かっていたため、

誰にも相談はしなかった。

 

それに、今私があの当時と同じ質問を誰かにされても

何も言えることは一つもない。

 

答えはその人自身しか持っていないから、

他人が教えることは出来ない。

自分が納得する答えが得られるまで、

必死にもがき苦しむしかない。

 

10年以上悩んだ結果、得た私の答えはこれだ。

 

でも、こう思うまで、

当たり前のことを言う人たちを、

『それしか言えないのかよ。普段人のこと馬鹿にしてるわりに

 たいしたこと言えないんだな。なんだよ。お前らだってバカじゃん。』

等と心の中で罵倒したこともある。

 

けれど、当たり前のことしか言えないのは、馬鹿だからではない。

そういう切羽詰まった経験を一度もしていない

幸せな人生を歩んでいるからだ。

ただ、それだけ。

 

このことに気がつくのも、だいぶ時間がかかったが。

 

『○○と思うことの何が悪いんだ。』等と

人に質問したり、困らせるようなことをしたり、

『○○の場合もあるから、○○すべきだよね?』

等とつめよったこともあった。

 

クズ男ほどひどく詰め寄ることはなかったけれど、

『自分の状況を他人に理解してほしい』と必死で

この気持ちが焦りに変わり、不安だった私は

とにかく自分の価値観を人に押しつけようとした。

 

けれど、そんなことをしても意味はない。

自分の価値観を人に押しつければ押し付けるだけ

めんどくさい人等と嫌な印象しか与えない。

 

クズ男も、

『30代、長期司法浪人生、バイト(これまでに社員経験一度もなし)』

等と言う、世間的に見たら、『普通の道』から大きく外れている。

 

『俺は誰よりも優秀』と思っているから、余計に辛いのだろう。

 

自分は人間界のピラミッドの頂点にいると思っているのに、

実際は、ピラミッドの底にいるのが耐えがたいのだろう。

 

だから、気分だけでもピラミッドの頂点にいる気分に浸りたいから、

『先生』と周囲に呼ばせたり、賢こぶって見せたり。。。。

 

だが、やればやるだけ、その現実と妄想の差が開くため、

周囲からはただの『滑稽な頭のいかれたおじさん』にしか見えない。

 

それを何度か遠回しにクズ男に伝えたが、

『あなただけだよ。そうやって俺のことを悪く言うのは。』

と怒っていた。

 

むしろ、人の注意を素直にありがたく受け入れて、

態度だけでも軌道修正しないと、年々『イタイおじさん度』が

増すだけなんだけど、大丈夫なのか!?と思ったが、

本人が良いのなら、ほっておけばよかった。

 

人は、問題の経過途中にいると、自分のしている愚かさに一切気がつかない。

他人に指摘されても怒り、その注意をした相手を不快に感じるだけ。

 

ところが、問題が解決し、ひと段落したところで

その当時、注意をしてくれた人の言葉を思い出し、

恥ずかしいし、辛いし、これまた過去の自分に悩まされる。

 

だから、出来るだけ、おかしな状態になるのは

短い期間で終わらせた方がいいのだ。

 

 

クズ男を見ていて、

『この人は一体いつになったら自分なりの答えを出し、

 今の自分を心底恥じるようになるのだろう』

と、とんでもないゲスな疑問と興味を抱くようになった。

 

私がクズ男に興味を持ったのは、これが理由でもある。

 

『誰よりも優秀』という人間は、いったいどんな答えを出すのだろう。

そして、普通の人間は、問題が解決し数年ほど経たないと

問題が起きているときの自分の問題行動を振り返り、

反省することが出来ないが、

『誰よりも優秀』と豪語しているクズ男は、

問題の渦中にいても、自分の愚かさに気がつくことが出来るのだろうか。

 

そして、その答えが出た後、今の自分をどう思うのだろう。

 

気がついた時の、情けなさ、恥ずかしさ、

これは普段感じるものとは、比べ物にならないくらい強く感じる。

 

他人依存症のクズ男のことだ。

きっと、『あの当時は色々あってさ。。。』と言い訳巡りでもするのだろう。

 

これもまた、結構情けない行動なのだが。

 

人間というのは不思議な物で、

他人が全く責めていなくても、勝手に責められた気になり、

気に病むことがある。

 

過去の自分に追い詰められることがある。

 

なぜかわからないが、辛い時ほど、

嫌な記憶がよく思い出される。

 

そして、その記憶に悩まされる。

 

クズ男との記憶は驚くほど残っているが、

他のことはここまで詳細に覚えていない。

 

それも、結局、その都度きちんと話をし、

必要であれば謝罪をしてもらえたり、

『この人じゃしょうがないか』と諦めがつくようなことだったからだ。

 

でも、クズ男の場合、偉そうなことを言うわりに、

土壇場で謝罪がない。逃げる卑怯者。

 

だから、あのやろーとその都度、嫌な記憶の更新をするため、

私の頭の中には、クズ男とのムカつく記憶が詳細に残っている。

 

クズ男が、私が何かを言う度に謝ってくれさえすれば、

ここまで覚えていることはなかっただろう。

 

クズ男は、過去の自分に苦しめられることはあるのだろうか。

 

都合が悪いことは、『覚えていない。』といつもしらを切っていたが、

ほんとに覚えていないのだろうか。

 

極端に自分の都合の良いように現実を作り替え記憶する

記憶障害があると聞いたことがあるが、

まさか、それなのかとクズ男に聞きたかった。

 

ただ、

『自分が何らかの障害を持っているというのも、

 自身にとっては都合の悪い現実だから、

 その話を医者から聞いた時点で、

 検査したこと・障害持ちと判断されたことを全く記憶せず、

 病院に行ったことすらなかったことにする可能性もあるから

 もし、何かがあったとしても、本人から聞き出せない可能性がある。』

と専門家に聞き、怖くなった。

 

そんな記憶障害持ちの人間が、どうやって弁護士の仕事をするのだろう。

 

クズ男のことは嫌いだが、

どうしてもこういう部分で、知りたい気持ちが出てくる。

 

もし、クズ男が病気や障害持ちならば、

多少は私のこの黒い気持ちも落ち着く気がするのだが。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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