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こっちを見ないで。

 

百貨店近くの駐車場についた時、

最後の一押しと思い、

『ねぇ、せっかく持ってきたんだから、

 これ着てよ。』と言った。

すると、クズ男が不機嫌そうに、

『なんでそんなにしつこく言うの?』

と言ってくる。

 

なんだよ。自分は普段こっちの気持ちお構いなしに

色々言うくせに、こっちが言うとすぐ『しつこい』って

言うんだよね。

ほんと、こいつクズ。人間じゃない。

 

『せっかく持ってきたから着てほしいんだよ。』

と言ったけど、本音は、

(そんなダサイ服着た人間連れて、百貨店に行けないだろ!??)

 

でも、こんなこと言ったら絶対にクズ男は怒る。

『着てほしい。』、『嫌だ』を何度か繰り返した後、

思いっきり不機嫌になったクズ男が、

 

『もう!これ脱いだら、これしか着てないから、

 この服は着れないんだよ!』

とクズ男が言いながら、パーカーのファスナーを下す。

その下に着ていたのは、真っ黒な肌着。

 

。。。。。。

うそでしょ?

なにこれ。。。。。。

え? 肌着にこの服着て。。。

頭の中でコーディネートするが、ダメ。

パーカーを着たままバージョンも考えるが、ダメ。

 

ダサすぎる。

 

私が持ってきたのは、厚手の男性用カーディガン。

首回りから胸元にかけて、大きめの作りになっているため、

肩幅が少々広く見える。

だから、クズ男の頭がでかすぎの肩幅が女性より狭い感じを

カバーしてくれるはずだから、少しはバランスの悪い体型も

カバーできるはず。

 

けれど、これじゃあ着れない。

なんだ。カーディガン下用の服も持ってこないといけなかったのか?

あぁ、あれ持ってくればよかった。

一気に2着も渡したら、クズ男が気が引けると思って

気を使って1着だけ持ってきたけれど、失敗した。

 

『ね!これじゃ無理でしょ。』と自分のダサさを棚に上げて

なぜかクズ男が怒りながら言う。

『そうだね。』

諦めて車を降りた。

 

こういうダサい奴とは、二度と百貨店には来ないと

この時も思ったが、この後思いっきり恥をかいたので、

ほんとに、クズ男みたいな人とは百貨店に行きたくない。

 

駐車場を出ると、一風堂があった。

とっさに、『ねぇ、一風堂で食事して帰ろうよ。』

と言うと、

『ロフトに行くんでしょ。初志貫徹でしょ。』

とクズ男が言う。

 

なんだろう。初志貫徹という言葉が好きなんだろうか?

ダサいよ。お前、服もダサいけど、『初志貫徹』と言って、

有限実行の俺かっこいいだろとやってるところが

救いようがないくらいにダサいよ。キモイよ。

 

具合が悪くて、言い争う元気もない。

とっととロフトに行って帰ろうと思い、

百貨店に行った。

 

その百貨店の正面入り口から入ってしまった。

ほんとに失敗した。

 

その百貨店の正面入り口から入ると、コスメコーナーがある。

午前中だったため、私たち以外にお客様がいなかった。

 

コスメショップには、各店舗に販売員のお姉さまが2名づついた。

合計8人の店員が、こちらを見たが、

その場にいた8人が、驚くほど同じ対応をした。

 

私たちを見て、驚き、上から下までなめまわすように見て

苦笑いし、内側を見る。

店員同士が中央部分で目線が合い、

お互いに驚き、失笑し、再びこちらを見て、失笑する。

 

完全にクズ男を見て笑っている。

 

血の気が引いた。

 

こんな反応をされたのは生まれて初めて。

 

クズ男と関わるようになり、

『頭 でかい』等で検索をすると、

『通りすがりにでかいと言われ引きこもりになった。』、

『人の視線が怖い』等と書いてあるが、

引きこもりになる理由が分かった。

 

あんなことをされたら、人の視線が怖くなって外出できなくなるだろう。

クズ男といることで、疑似体験をした。

 

もう無理。。。

無意識のうちに、エスカレーターと反対側に移動した。

なぜそっちに行ったのか、いまでも不明。

それくらい、パニックになった。

 

『どうしたの?ロフトに行かないの?』

とクズ男が私を追いかけてきて言った。

 

よく、この状況でロフトとか言ってられるなと驚き、

クズ男を見る。

あの時、私がどんな表情をしていたのか自分の顔だから

分からない。

でも、けっしていい表情をしていなかったのは、

クズ男の対応で分かった。

『どうしたの?』と再度クズ男が聞いてきた。

 

『いや、ロフトの場所を確認しようと思って。』

とちょうどよく、階数案内が目の前にあったので、

ロフトが入っている階を探す。

 

すると、

『ねぇ、やっぱりさっきのあの服、着てこようか?』

とクズ男が恐る恐る言う。

珍しい。クズ男が私の機嫌をうかがうなんて、

珍しい。

 

恐らく、あの美容部員の反応を見て、少しは何かを感じたようだ。

それと、私も、よっぽどひどい表情をしていたのだろう。

 

『いまさらいいよ。』と無表情で答える。

『でもさ、あれ着た方がいいよね。』とクズ男が言う。

 

こいつほんとにバカ。

今から着替えて戻ってきたら、またあの美容部員に笑われるぞ。

 

『なにあれ!??衣装替え!?なんで!??

 なに着ても、あの不細工どうしようもないからーーー。』

とか、余計悪口を言われて笑われるんだぞ。

だから、『問題は起きる前に事前に防ぐことが大事なんだよ。』

なにが、『問題は起きたら解決すればいい。』だよ。

解決するどころか、問題大きくしようとしてることに

気がつかないのか!?

てめぇ!なんでわかんないんだよ。お前馬鹿すぎなんだよ。!!!

 

何が、『二手三手先のことを考えて行動するんだよ。』だよ!

これが先のことを考えてした結果?

だったら、お前の先読みの力は大したことないな。

馬鹿すぎなんだよ(怒)

 

『いいよ、いまさら。』と少々不機嫌になりながら言うと、

『服着ないから怒ってるんでしょ?なんだよ。

 着なくていいなら怒んなよ。』

とクズ男も怒り出す。

 

はーーーーー?!?????

お前のせいで、巻きぞいくらって恥かかされてるのに、

なんで謝るどころか、逆ギレしてんだよ!?

あぁ、どうしようもない黒い物が心に。。。。

くっそーーーーー、私落ち着けーーー。

 

目の前にエレベーターがあったのに、

なぜか、わざわざエスカレーターの方へ歩き、

無駄に美容部員の目に触れて、また笑われてエスカレーターに乗った。

 

人間、パニックに陥ると、わけのわからないことをする。

 

ダサいやつとは百貨店に行かない。

 

伊勢丹とか、三越とか、

あぁいう一流の百貨店に比べたら、

田舎の百貨店なんて規模は小さい。

比べることじたい間違えている。

 

伊勢丹などと比べたら、

『こんな店、百貨店とか言うな。』と言われそうだが。

 

でも、私だけではなく、あのお店で働いている従業員だって、

クズ男を見て笑っていた。

他の階の店員も、クズ男を奇妙な目で見ていた。

各階でご丁寧に失笑を買い、恥をかいていた。

楽しくなかった。

あの日は、恥をかきに行ったようなものだ。

具合悪いのを我慢してまで行く価値は、全くなかった。

 

私の感覚がおかしいわけではない。

クズ男の感覚がおかしいのだ。

 

ださい客がいれば、お店の品格が下がる。

お店側が来店するお客様に制限をかける理由はそういうことだ。

 

そういうお店を利用したこともなく、

存在も知らない人間とは関わりたくないと思った。

 

もちろん、相手が、ちゃんと対応しようとする人ならばいいけれど、

クズ男のような自分絶対主義のダサださゴミみたいなのは

自分が恥をかくので、関わりたくない。

 

笑われて買い物するなんて、もう2度とごめんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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