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せっかくあげたんだから、服着てよ。

『服のコーディネートしてよ。』と言うわりに、

私があげた服を着たことは数える程度しかなかった。

 

ロフトが入っている百貨店があった。

私の友人・知人で、ロフトに興味のある人がいないため、

一度も行ったことがなかった。

 

『どこか行きたいところはない?』とクズ男に聞かれたので、

『ロフトに行きたい。

 けど、遠いし、体調悪くなるかもしれないから、

 特に無理して行きたいわけでもない。』

と微妙な『どっちだよ!』と思えるような返事をした。

 

いつも通り、『連れてってあげるよ。』とクズ男は張り切る。

私のどっちつかずな返事を聞いて、

よく連れて行く気になるなとか、

遠回しに断ってるのに気がつけよと思いながら、

結局、クズ男のしつこさに負け、ロフトに行くことになってしまった。

 

田舎の百貨店とは言え、私としては適当な服では行きたくない。

百貨店に入っているお店と言えば、

その辺にあるお店とは違い、それなりのお店。

客にだってマナーはある。

 

だから、さすがにその日ばかりはクズ男もちゃんとした服を着てくるかな

と思ったが、念のため、ドレスコードのあるお店の話をしてみた。

 

すると、

『なにそれ?そんな話初めて聞いた。

 ドレスコードだって(笑)

 また、嘘?妄想?ドラマの見過ぎ?』

とクズ男が馬鹿にしてきた。

 

ドレスコードのあるお店を知らないって、

どういう生活してるんだ?

 

もちろん、そういうお店に一度も行ったことがない人もいるだろう。

でも、行ったことがなくても、話くらい聞いたことはあるはずだ。

 

この数か月後、『美味しいお店を紹介してよ。』と言われてお店紹介したけれど、

『全部高くて無理だよ。俺は千円以上は出せない。

 何このお店。』とクズ男が言っていた。

私は、そういうお店に普通にいく人間なんだよ。

だから、『あなたに私の相手は無理です。』と言ったんだよ。

 

こういうことを言うと、嫌味みたいになるけれど、

嫌味じゃない。

こういうことは、無理して合わせることではないのだから、

無理なら無理で引っ込めばいいだけの話だ。

 

私だって、この人の生活レベルは高すぎてついていけない

と思うことはある。

そういう時は、大人しく引き下がる。

無理に合わせようとせず、大人しく自分から消えればいいだけの話だ。

無理をすればするだけ、みじめになり、滑稽になるから、

早々に退散するのがいい。

身の程をわきまえ、身の丈に合った付き合いをするのが

自分の身を守ることにもなる。

 

 

あまりのクズ男のレベルの低さに驚き、

念のため、その日のクズ男の服を用意した。

 

タイミングよく、アパレル関係の知人から、

『在庫処分するために、無理やり服を買わされた。 

 ただであげるから、もらってくれ。』

と言われ、ちょうどよかったので何着かもらった。

 

百貨店に行く日、

念のため、知人からもらった服を持って行った。

 

すると、待ち合わせ場所にダサイ服を着たクズ男がいた。

なぜあんなにショックを受けたのか、いまだに不明だが、

ほんとにショックで、一気に血の気が引き倒れそうになった。

 

あんなダサイ服を着た人間を連れて、百貨店に行けないよ。

無理だよ。ゴミ持って歩いてるようなもんじゃない。

 

あの百貨店にクズ男は親とも行くと言っていたけど、

クズ男の親は何も言わないの?

それとも同じような服を着ていくの?

無理。この感覚ついてけない。

こういう人がいることは認識できるけれど、

理解するのは無理。

もうすでにフラフラで、吐きそうだったし、

倒れそうだった。

 

『おはよう。』と言いつつ、投げつけるように持っていた服を

クズ男に渡した。

『え?なにこれ?』とクズ男が言う。

『服。あげるから今これ着て。』と言うと、

『なんで?服着てるからいらないよ。』

と言いながら、クズ男が服を車の後部座席に置く。

 

おいおい、置かずに着ろよ!!

冗談でしょ!?

まさか、その服で百貨店に行くの!??

無理でしょ。絶対に無理。

 

『さーて、ロフトに行きますかーー。』とクズ男が言う。

『今日、私体調が悪いから、この辺で食事して帰らない?』と言うと、

『なんで?ロフトに行きたいって言ってたよね?』、

『そうだけど、体調悪いんだよ。1時間以上車に乗ってるの無理。』

と私が言うと、

『え?ただ座ってるだけなんだから、平気でしょ。

 具合悪くなれば、寝てていいし。ロフトに行くよ。』

とクズ男が不機嫌になって言う。

 

ただ座ってるだけ?

車酔いする人の感覚知らないな。

車の振動ってほんとに辛いんだよ。

あぁ、ピアノの先生が、クズ男の運転する車に乗りたがらないのが

よーーーく、分かる。

体調の悪い人間の気持ちが全く理解できないうえに、

ピントのずれた発言をするからだ。

 

『体調悪い時は、予定変更するって言ってくれたよね?』と言うと、

『え?予定変更するくらい体調悪いわけじゃないでしょ。』

等とクズ男が言う。

『でもさ、、、』という私を遮り、

『初志貫徹でしょ。そもそも、ロフトに行くって言ったのは

 あなただよ。』とクズ男が言う。

 

初志貫徹ってなんだよ。

使いどころ間違えてる。

こっちは具合悪いんだよ。

こんな状態の人に使う言葉じゃない。

方法は知っていても、使いどころを間違える。

そういう感覚だから、司法試験落ちるんだよ。

 

しかも、行くお店のことを全く考えていないそのだっさい服。

持ってきた服も着ないし、もういやーーーーーと余計具合が悪くなる。

 

この後、行く行かないで、くだらない話が続く。

 

どんどん怒りがわいてくる。

あぁ、行けばいいんだろ。行くって言ったらお前は満足するんだろ。

いいよ。その百貨店の近くにいくつか病院あるし、

最悪倒れたら、その病院に行くし。

お前の目の前で倒れてやるわ!

それで、とんでもないことをしたこと思い知らせてやるわ!!

 

私は怒りがわくと、怒りまかせにとんでもないことをする。

この時も、怒りまかせに、

『じゃあ、ロフトに行けばいいんじゃない。』と私が言うと、

『そうじゃなくて、行きたいって言ったのはあなたでしょ。

 もう、いつもおかしなことばっかり言って。

 じゃあ、ロフトに行くよ。』

と言い、運転を始める。

 

おかしいのはテメェだろ!??

ともう怒りで爆発寸前。

 

動悸が激しくなり、息苦しくなってくる。

怒っちゃだめだ。

ほんとに倒れる。

 

あの後に起こることを考えると、あの時点で倒れていた方が良かった。

 

無理して行って、ほんとに後悔をした。

 

誰がどんな服を着ていようとどうでもいいし、

口出しをする気はないけれど、

一緒に遊びに行く人間が、

クズ男ほどどうしようもない奴だけは今後さけようと思った。

 

それくらい、ほんとにその日に行った百貨店で嫌な思いをしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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