皆、聞いていないようで人の話を聞いているのね。

会社では、一人一人に資料保管用のロッカーが与えられていた。

そのロッカーは、勤務中の人から丸見えの場所にある。

ロッカー前で話をすれば、フロアにいる人全員に話が筒抜けになる。

だから、ロッカー前では不要な話はしないほうがいい。

 

 

ある日、いつものように資料をロッカーに入れて帰ろうとしたところ、

クズ男がいた。

クズ男のロッカーは、私のロッカーの3・4個下だった。

 

『お疲れ様です。』と挨拶をした。

すると、『今日、送っていきますよ。』とクズ男が言ってきた。

 

なぜか、クズ男と話しているところを人に見られたくない、

クズ男と関わっていることを知られたくないと思い、

ひきつった表情のまま『歩いて帰れるので、いいです。』と断った。

 

すると、『送っていきますよ。』とまたクズ男が言ってきた。

『不要。』、『送っていく』というやり取りを数回繰り返した後、

逃げるようにフロアを出た。

 

ところが、クズ男が追っかけてきて、

『ほんとに送っていきますよ。今車を持ってくるので、

 そこで待っててください。』

と言い、走って駐車場に向かった。

 

ほんとに迷惑。

大丈夫とか、お前の都合なんてどうでもいい。

こっちが大丈夫じゃないよ。。。

なんでだろう、なぜか皆にクズ男と関わっていることを知られるのが怖い。

 

その日は仕方がないので送ってもらうことにしたが、

この時、なぜ知られたくないと思ったのか。

 

動物的直感で、この後自分の身に起こる不幸を予見したからだろう。

 

 

翌日出勤すると、私の直属の上司Pが、

『前にも言ったけど、クズ男と何かあっても俺にも

 他の社員にも、会社にも何も言わないでね。

 助けを求めないでね。』

と言ってきた。

 

一度、ナル男とトラブルがあった時、話をしても何もしてもらえなかった。

クズ男のことを話しても、結局話損になると思い、

『分かりました。』と答えた。

 

その後も、ロッカー前でクズ男に会い、

『送ってきますよ。』、『不要です。』の会話、

そして、クズ男がしつこいため、イヤイヤ送ってもらう。

このようなことが2か月ほど続いたある日のこと。

 

所属部署Pの社員3人から、入れ替わり立ち代わり、

『クズ男と関わるのをやめろ。』と言われるようになった。

 

『関わるのをやめろ。』と言われても、

関わるのをやめようとすると、会社でクズ男に会ったとき、

にらみつけられたり、通りすがりに思いっきり『ふんっ』と言い顔をそむけられたり、

小学生の女子児童がするような嫌がらせを受ける。

 

クズ男の相手をするまでこれが続く。

一度クズ男と関わると、クズ男がこちらに興味がなくなるまで

相手をしなければいけなくなる。

 

だから、クズ男のことを完全にさけるのは難しかった。

 

P部署の社員さんたちにはお世話になっているし、

嫌な思いはさせたくない。

クズ男を怒らせて嫌がらせを受け、私が嫌な思いをするのも嫌。

 

社員さんに良い顔をし、クズ男の機嫌も取れる方法。。。

 

考えた結果、社内ではクズ男とは関わっていないようにふるまい、

車で送ってもらいクズ男の希望を叶えればそれで一件落着すると思った。

 

ところが、クズ男はそんな簡単に話の分かる人間ではなかった。

クズ男がこんなにバカだったとは。。。

 

知れば知るほど馬鹿。中身空っぽすっからかんだった。

 

少しは賢い人だと思ったんだけどな。。。

 

弁護士目指しているからって、人間力がつくわけではないそうだ。

 

特に、長期浪人生って危ないかもしれないと再確認した出来事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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