『俺、手が空いているんで。。。。』

今思えば、クズ男のしつこい性格と、

人の感情を正確に認識できない異常さ、

なんでも自分の都合のいいように解釈する異常さ等を

見抜くことが出来たであろう出来事があった。

 

入社した年、私はクズ男と同じA部署に配属されたことがあった。

 

クズ男は出社時間が遅い。

うろ覚えだが、12時出社だったと思う。

(クズ男が重役というわけではない。

 週3・4日5・6時間勤務のバイトだ。)

 

ある日、クズ男はいつもの通り12時頃に出社した。

そして、出社して、15分~30分経った頃、

A部署の上司Aに、

『めんどくさそうなメールがあったので、やっておきました。

 きっと皆、やるのめんどくさくて後回しにしてたんですよね。』

とクズ男が言っていた。

 

上司Aは、『えっ!???』と驚いた顔をして、

『どのメールのこと!????』と焦ってクズ男に聞いていた。

 

すると、クズ男が、『このメールですよ。』と

上司AのPC画面を指さす。

 

すると、『えっ!???これ、やったの!?』と

上司Aが青ざめた顔をして、両手を両ほほにあてて言った。

 

人があそこまで青ざめる瞬間を私ははじめて見たかもしれないし、

上司Aは基本的に表情があまり変わらない。

 

上司Aはとても頭のいい人で、仕事もそつなくこなす。

まだ20代後半だったけれど、ほんとに有能な方だった。

 

上司Aは基本的に、どんなトラブルでもそつなく対応するため、

あんなに焦った顔をしたのを見たのは、あれが最初で最後だった。

 

上司Aが、『えっ!???これ、やったの!?』と言っていた時、

私を含めた周囲の人間全てが、

『なにか大変なことになっている。』と感じていた。

 

ところが、クズ男は、『はい!やりました!!!』と

得意満面の顔をして言っていた。

 

焦って『やばいー!どうしよう!!!』となっている上司Aと

『俺、なんでも出来ちゃうんだよね~♪』となっているクズ男。

 

はたから見ていて、恐怖を感じるほどにかみ合っていない。

お笑い芸人アンジャッシュのコント(やばすぎる勘違い)を

現実の世界で見ているような感じだった。

(基本的にクズ男は誰と関わっても、この『やばすぎる勘違い』をするのだが。)

 

その後もかみ合うことはなく、2人の会話が続く。

 

上司Aは顔面蒼白、両手を両ほほから離すこともなく

PCの画面をじっと見たまま、ずっと動かない。

 

すると、クズ男が、

『俺、今手が空いてるんで、何かやることあったら言ってください。』

と得意げに言っていた。

 

『いや、今は特にないです。。。』と力なさげに上司Aが答えると、

『いや、ほんとに手空いてるんで。遠慮しないで言ってください。』

とクズ男がまた言った。

 

『いや。。。。。』と上司Aはそれ以上言葉が出ないようだった。

 

すると、

『ほんとに俺大丈夫ですよ。なんでもやりますから、言ってください。』

とクズ男が言い続ける。

壊れたテープみたいとは、こういうことを言うのではないか。

無言の上司Aに同じことをずっと言い続けていた。

 

隣のB部署の上司Bが、2人の様子をちらちら見ながら、

PC画面を見ていた。

上司Bはおっとりした感じの人で、普段はあまり動きが早いことはない。

ところが、その時は、マウスを動かす手は早いし、

2人の様子とPC画面を交互に見る時のちらちらと顔を動かす早さ。。。

 

この方、こんなに早く動けるのね、と思うくらい、

いつもの3倍以上の早さで動いていた。

 

すると、上司Bが、

『クズ男、頼みたいことがあるんだけどいいかな。』

と言った。

 

『はい。いいですよ。何ですか?』と答えながら、

クズ男は上司Aをにらみつけて、上司Bのところに移動をした。

 

上司Bはクズ男の直属の上司になることが多かった。

そのため、クズ男の扱いには慣れているようだった。

大急ぎで何か動いていた理由は、上司Aを助けるために

クズ男に与える仕事を探していたからだ。

 

クズ男が上司Bから仕事を与えられ自席に戻る際、

クズ男は少し身をかがめて上司Aをにらみつけた。

 

怖かった。

自分が悪いことをしたことも気がつかず、

仕事をくれと執拗にせまり、

メールを送ったことに対して、ほめない・感謝の言葉も言わない、

さらに、仕事をくれと言ったのにくれない上司Aに一方的に腹を立て、

にらみつけたクズ男が怖かった。

 

クズ男が席に着くと、上司Aの横に座っていた女性が

『ねぇねぇ、どうしたの?クズ男、また何かやったの!???』

と上司Aにワクワクした様子で聞いた。

(この女性が『また』と言うくらい、クズ男は仕事でよく大失態をするようだ。)

 

『いや、ちょっとね。。。クズ男に聞こえるから、静かにして。』

と上司Aは答えると、席を立ち、その会社のフロアのトップである大ボス

の上司Xのところに行った。

 

上司Xの席はA部署の近くだった。

 

『Xさん、ちょっといいですか。今朝言っていたメールですが、

 あれ、クズ男がメールを送ってしまったみたいで。。。』

と上司Aが言うと、

『えっ!??どのメールのこと言ってるの!??まさか。。。』

と上司Xも顔面蒼白。

 

クズ男が相当まずいことをしたのは、誰が見ても一目瞭然だ。

 

『これです。』と上司Aが上司XのPC画面を指さすと、

『ちょっと待って!これは絶対にだめ!

 相手は○○さんだよ。(○○さんは、この会社では怒らせると相当まずい人。)

 待って、待って、なんで!???え、うそでしょ。』

と上司Xが混乱した様子で繰り返し同じことを言っている。

 

上司Xも、普段は落ち着きのある方だ。

そういう人が焦っているくらいだから、やっぱり相当まずいことをしたのだろう。

 

『えーーーなんで!??

 しかも、なんでこんなこと書いてるの?

 そういう問題じゃないんだよ。

 今こういうことを言ってるんじゃないのに。。。

 なんでクズ男っていつもこうなの。もうヤダ。。。

 

 Aさん、ちょっと。。。』

と上司Xが言い、2人でタバコを吸える休憩室に入っていった。

 

すると、

『なんだろ。相当やばそうだね。どうしたんだろう。

 ちょっとたばこ吸ってこよ~~。』

と上司Aの隣に座っていた女性が楽しげに言って、

席を立とうとした。

 

すると、その女性の目の前に座っている社員Cが、

『ちょっと○○ちゃん。ふざけるのもいい加減にして。

 今、そういうことしてる場合じゃない。

 クズ男ね、相当やばいことしたんだよ。

 AさんとXさん見ていれば分かるよね?

 雰囲気で察してあげて。

 たばこは今じゃなくてもいいでしょ。

 2人が出てきてから行って。』

ときつめに注意していた。

 

結局、何があったのかは分からなかったが、

クズ男が相当まずいことをしたのは明らかだ。

 

A部署に所属している人が皆、『これはやばいぞ。』と思っていた時、

ふとクズ男のことを見ると、素晴らしいことを成し遂げた達成感に

満ち溢れた表情をして作業をしていた。

そして、その時、たまたまクズ男と目が合ったのだが、

どや顔で対応された。。。。。

 

『いや。。。クズ男にドン引きしてるだけなんだけど。。。』

と思ったが、クズ男のことだ。

 

『あの女、俺様の仕事出来る能力の高さに見とれちゃってるな♪

 俺凄いんだぞーーーー』

と思ったのだろう。

 

この時、クズ男の

 ・しつこさ

 ・自分の都合のいいように物事を理解すること。

  (周囲から見れば、ただの勘違い。)

 ・空気が読めない。

 ・自分の要望がとおるまでしつこく言い続ける。

 ・自分の要望を聞かない人間に対して幼稚な嫌がらせをする。

このような部分に、この1件で十分気がつけていたはずだった。

 

 

 

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