意識して私がついた嘘

『嘘をついてはいけません。』、

『嘘つきは泥棒のはじまり』等、

子供の頃、誰もが親に一度は言われたことがあると思う。

 

しつけをするうえで、子供に嘘をつかれては、

保護者としては色々困ることはある。

 

『親に嘘をついてはいけない。

 なぜなら、親は子供のしたことの責任を取らないといけないから。

 

 でも、外では別。

 自分の身を守るためには時には嘘も必要。』

と教えた方がいいのではないかと今は思う。

 

療養中に勤めた会社は、とにかく人のことを気にする人が多かった。

人の情報を取得しては、勝手に言いふらす。

 

『そういうのしないほうがいいのでは。』と言ったところで、

『どこぞのお姫様じゃあるまいし、

 あなたたちの情報が一体どれだけの価値があるって言うんだ。』

等と言われたことがあった。

 

さらに、『あの人めんどくさい。』とも言われた。

 

田舎では、個人情報保護法

プライバシーマークを会社が持つ意味も何も分からないのだ。

 

そのくせに、企業が個人情報をもらせばクレームをつけ

金品を要求する。

 

普段から自分たちの情報を守らないような人間の情報を漏洩したところで、

企業が責任をとる必要はないだろう。

 

数年前にある企業が個人情報を漏洩したお詫びとしていくらかのお金を支払っていたが、その支払った相手は、普段から個人情報を守るために行動しているか調べたのだろうか。

 

もし、あの田舎の企業に勤務しているような人ならば、

個人情報を漏洩したことについて詫び、お金を払うことをしなくてもいいと思う。

 

『どこかの国の偉い王様やお姫様以外の情報は情報ダダ漏れでいい。

 お前ごときの情報が何になる。』

と言っているような人にお金を払うなんて、企業も悔しいだろうに。

 

こんな、人の情報を守る意味をよく理解していない人間が多々いる会社だから、

自分の思っていることを話したくないし、

自分のことを探られるのは不愉快極まりなかった。

 

ある時期を境に、

この会社で働いている間は、適当に話をしようと思った。

 

 

私が、意識的についた嘘の一つ。

『私は勉強が出来る人が好きです。』

 

ほんとの私は、

『多少馬鹿でいいから、とにかく見た目重視。

 顔が良く、背が高くて、肩幅があって、

 男らしいごつごつした手の人がいい。』

 

知識頼みの不細工は嫌い。

こういう人って、知識で人をぶん殴り馬鹿にして、

不細工な顔をさらに不細工にゆがませて、

『ちゃんと勉強した方がいいよ。

 そんなバカなままじゃ生きていけないよ。』

等と面と向かって侮辱するから、知識だけの不細工は嫌い。

 

イケメンは、勝手に女性が寄ってくるし、

嫌われたくないから、とにかく優しい。

それに、多くの女性の対応をするから、

女性が何をすると嫌がるか、何をしたら喜ぶのかをよく知っている。

 

イケメンで、知識で人をぶん殴り馬鹿にしている人を

今のところ私は見たことがない。

 

だから、イケメンと付き合うと喧嘩することはほぼない。

 

今のところ不細工と付き合ったことはないが、

仕事上の付き合いでも、言いあいになるのは不細工だ。

 

 

病気療養中に勤務した田舎の会社は、

なぜか『知識のある人が素晴らしい。』という考えが根付いていた。

 

その原因はある程度分かるが、

一つは、クズ男のせいだ。

 

奴は何かあると、知識で人をぶん殴り、馬鹿にする。

『もっとちゃんと勉強してくださいね。』は、

クズ男の決めセリフの一つだ。

 

腹が立って、

『教科書勉強はもういいよ。

 いつまでも教科書勉強してないで、

 色々経験した方がいいよ。

 経験に勝る学びはないよ。

 文字で得た情報と、経験で得た情報は違う。

 

 クズ男の言ってることって、知識つけだして、

 全てが分かった気になってる中高生と同じこと言ってるんだよ。

 

 ここは会社だよ。大人のいる場所。

 子供が通う学校じゃない。

 

 もう30歳越えてるんだから、いつまでも学生気分でいないで、

 もっと経験した方がいいよ。』

と何度か言ったことがある。

 

すると、

『は?俺先生と呼ばれているんだよ。

 皆が俺を認めていて、俺のすることは皆が認めてるんだよ。

 あなただけだよ、そんなこと言うの。』

と顔面をゆがませてヒステリックにわめいてくる。

 

 

だから、知識だけの不細工嫌いなんだよ。

教科書勉強が全てと思ってる不細工嫌いなんだよ。

こいつつまらん。

 

でも、クズ男が教科書勉強をすることにこだわる理由は分かる。

世間的に見れば、クズ男は『30歳越えてバイトしている情けない人間。』だ。

 

クズ男はとにかく自分が一番でないと納得が出来ない。

だから、皆に教科書勉強をさせれば自分が一番になれると思っている。

 

レベルの低い人間が上に立とうとすると、

こうやって周囲のレベルを下げる行動を取る。

そうすると環境レベルが下がる。

あの会社の環境レベルが低い原因の一つはクズ男だ。

いつまでも受験生している学生気分の人間に好き勝手させているから

会社の全体的なレベルが上がらない。

 

 

『勉強出来る人が好きって言ってたよね。』

とクズ男に言われたことがあった。

まさか、その嘘が、

こんな風に自分を苦しめることになると思わなかった。

 

 

『勉強出来る人が好き』

と会社の雰囲気を察して嘘をついただけだ。

 

入社直後に研修してくれた社員が、

『勉強絶対! 知識が全て!』な人だったから、

その人の機嫌を取るために嘘をついただけだ。

 

まさか、その嘘が後々自分を苦しめることになるとは思わなかった。

 

 

『嘘は身を守るために必要。』とは言え、

そのついた嘘が自分を苦しめることもある。

 

 

 

 

 

 

ほんとは、

『多少バカでもいいから容姿がいい人が好きなんです。

 

  あなたはほんとにメンクイだよね。

  容姿だけじゃなく、もっと性格見た方がいいよ。

 と人から言われるくらい、自他共に認める容姿重視の人間なんです。』

 

『外見はどうでもいい。勉強出来る人、知識がある人が好き。』

これが嘘。

 

 

嘘をつくのはいいのか悪いのかは分からないけれど、

自分のついた嘘で面倒が起きる可能性もあることは考慮したうえで

嘘はついた方がいい。